里山の春：椋鳥
染井吉野の枝に椋鳥（ムクドリ）。椋鳥は、とっても身近な鳥である。彼らは深山や森林にすむ鳥でなく、本来の生活場所がサバンナ型の場所であるから、樹木の小さなかたまりが散在するひらけた草原のある場所、まさに森林を切り開き、田畑をつくりだした里山という環境にたまたま一致し、また、都会でさえも公園や庭というわずかに残された環境を生活場所としうるのだ。昆虫・クモ・ミミズの他に果実も食べ、春先にはハコベのようなやわらかい草の葉も食べている。
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