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里山の初夏:アヴァンギャルド/ゴミグモの雄

 ゴミグモの腹の背中側には、前の方に2個、後ろの方に6個、合計8個の突起があり、脚も他のクモのようにスマートではなく、ゴツゴツした感じだ。たいそう妙ちくりんな姿のツノゼミほどではないにしろ、「自然のオブジェ」あるいは「前衛彫刻」といった感じだ。

 さて、ゴミグモの雄は、雌より体の色が黒いし、他のクモと一緒で精液を運ぶために触肢(しょくし)のさきがスプーンみたいな格好に膨らんでいるので、ゴツゴツ感が際立っていて、いかにも筋骨隆々というイメージだ。はてさて、クモにこんな事を感じてしまうのは私がよっぽどの変わり者だからなのだろう。ところで、この8個の突起、何のためにあるんだろう。進化の妙ということか?

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